分子・細胞

分子・細胞

生命の基本単位は細胞です。細胞を構成する物質や細胞内器官を分子レベルで解明しよう!


計算機支援創薬

バイオマシンの1分子観察生命を情報科学(計算科学)の観点から眺め、その複雑な生命現象を理論的に解き明かして行くことを目標としています。特に、計算機(コンピュータ)を用いて薬を創り出す「計算機支援創薬」を中心に研究しています。1つの薬が世に出るまでには長い年月と膨大な実験が必要です。膨大な数の薬の候補を、計算機による模擬実験「シミュレーション」することで絞り込み、より有望な薬の候補だけを実際の実験で調べることで成功率と開発時間を短縮できると期待されます。さらには、より効果的な新しい薬をコンピュータ上で設計することも目標としています。このように、基礎医学・薬学に関する分野に特に力を入れ、生命科学と情報技術(IT)の両方を学ぶことが出来ます。


ナノバイオマシン

軟体動物の神経システムの分析私たちが走ったり物を持ち上げたりする時、筋肉が収縮します。このとき、筋肉のなかの生体分子モーターというタンパク分子 (大きさは約10ナノメートル)が働いています。このタンパク分子は、人工機械とは全く違った原理で働いていると予想されています。私たちの研究室では最新の技術を使って、この小さな生物分子機械の働く仕組みを調べています。


人工光合成

核輸送蛋白質の一部の立体構造最近、水と二酸化炭素から有機化合物をつくる人工光合成への関心が高まっていますが、人工光合成によって食糧となる炭水化物を作れるでしょうか。植物の葉緑体で行われる光合成は太陽光エネルギーを使って得られる ATP と NADPH によって駆動されるたいへん複雑な酵素反応システムですが、私たちはこのシステムを人工的に作ることが可能であると考えています。その実現を目指して光合成に不可欠な ATP と NADPH を人工膜や電気化学的手法を用いる生物模倣技術により作り出す研究をしています。この2種 類の分子を酵素反応系に供給して光合成反応を制御できれば、炭水化物を試験管の中で作ることが可能になるでしょう。